労働問題で多くみられるのが、パワハラやセクハラに関する問題です。パワハラとは、権力や地位などを利用して労働者に嫌がらせをするパワーハラスメントの略です。セクハラは、性的な嫌がらせのことを言います。
とくにセクハラに関する問題が急増して、人権問題にも発展しており、セクハラにまつわる判例も増えているのが現状です。ジェンダー・マネジメントについて、今後は真剣な取り組みが必要で、より働きやすい職場の環境作りのために、労働問題に関する相談を受け付ける事業所も増えてきました。
その一方で、パワハラに関する問題については、加害者の意識が薄く、被害者がなかなか人に相談できずに泣き寝入りするケースが多いようです。とくに、近年は不況が長期化しており、どの企業でも不安を抱いている人が多く、まじめで丁寧に仕事をしているにも関わらず、定年間近に解雇される人もいます。
人員削減により、残された労働者の仕事のスケジュールがハードになり、心身の健康状態にも悪影響を及ぼすなど、さまざまな問題が起こる中、立場の弱い部下に対して上司がきつい口調で叱ったり、ストレス解消のはけ口にされることもあります。
それが暴力ではなくても、口調や態度による嫌がらせは、暴力的な行為であり、精神的にも苦痛をともないます。このような上司の行為に我慢は禁物です。言動や行為について目に余る点があれば、記録をつけておいて証拠物件として残しておきましょう。パワハラなどの問題が起こらないような職場の環境作りを整えることが大切です。