不況が長引いており、派遣社員を雇用している派遣事業の会社や派遣社員は大きなダメージを受けています。家電製品や自動車メーカーなどに派遣した社員に対して、当初は長期間での雇用の予定でしたが、メーカー側が生産量減少のため、急きょ派遣契約が打ち切りになり、派遣事業者は派遣社員を解雇せざるを得なくなりました。
これを「派遣切り」という言葉であらわされ、社会的なもう大にまで発展しました。派遣切りによって、社員寮から出ていかなくてはならず、次の職場探しも大変な状況となっています。派遣社員のような非正規労働の失業者が40万人以上とも言われており、突然に仕事をなくしたうえに住居も失い、深刻な労働問題と化しています。
しかし、すべての派遣社員が次の職が見つからないというわけではありません。若い世代には、職人を志し、新たな道を切り開いた人もいます。農業の分野においては、休耕田での作業者を確保が必要とされる自治体において、就農説明会が開催されたところもあります。
仕事を探すには、職業安定所 (ハローワーク) だけではなく、他にも探そうと思えば、いろんな角度からアプローチできます。自治体や市町村が積極的に、労働者を確保しようとする動きが高まり、労働問題の解決策にもなります。
これまで派遣社員として働いていた人が、作業形態もまったく違う農業の仕事は、すぐになじめないかもしれません。派遣という形にこだわることなく、労働者のひとりひとりが持っているスキルや専門性をより活かすことができて、自立した生活の目途が立てば、働く喜びも感じられることと思います。